「『分裂ハム』ってシャレを考えてみたんですけど」
「え、なにが?」

いままでにない勢いでパチスロにはまっています。もともと好きで高校出た辺りからちろちろ打ってたんですが、4号機の撤去がいよいよ迫ってきたことでその熱が再燃したというかなんというか、やべいそがなきゃもう二度と君に会うことすらかなわなくなるから、少しでも君のこと忘れないようにこの親指にその感触を刻み込んでおきたくて、みたいなほろ苦い思いに駆られ、足繁くホールに通うようになりました。

いまは仕事が忙しくてほとんど打ちにいけないので、雑誌とゲームで寂しさを紛らせていますが、昨日2ヶ月ぶりくらいに全日休みが取れたので、近所のホールのかわいこちゃんをしこたまかわいがってやりましたところ、3万負けました。淡い期待を持って打ったらやはり痛い目にあいます4号機は。普段ちっとも笑顔を見せてくれないくせに、急にふとしたことで機嫌がよくなってめちゃくちゃご奉仕してくれたりするし、それがまたたまらなく気持ちよかったりするので、ああなるほどこれはツンデレなのだ、と。つまり4号機の終焉はパチスロ業界のツンデレの終焉も意味しているわけです。まだまだ需要があるのにもったいないなぁ。

んでこれから来る新妻・5号機のことを考えるとアンニュイな気持ちにならざるを得ないというか、こっちの呼びかけに対してしっかりと笑顔は返してはくれるけど、毎回毎回同じような日々の繰り返しというか、大きな起伏もなくだらだらと続く結婚生活のようなそんなゲーム性。アツくない。ああなるほどこれがリプレイタイムなのだ。安定がもらすのは刺激の喪失でした。

楽しくないなら別に打たなきゃいい。強制されているわけでもないわけで。でもまぁ釣りにでかけるよりはカジュアルにドキドキを味わえるので4号機と最後のさよならをするその日までとりあえず楽しんでみようかと思う次第です。5号機の未知なる可能性に期待をかけつつ。

あとこのパチスロというゲームの中毒性について考えてみると、その多くはお金が絡んでくるからなのでしょうが、あくまでゲームとしてみた場合、やはりゲーム性の部分でドキドキできない台は客がつかないんですよ。キャバクラ嬢やホストと似てる。もうこれからは射倖性がぐっと抑えられてしまうので、よりゲーム性の部分で勝負していかなくてはいけなくなってきますから、そういう意味において「中毒性のあるゲームとは?」ということが、いま俺のなかで非常にホットなテーマでありまして、うまく自分の作品へのヒントにならないかとよく思うようになりました。なんかこう一回プレイしたら、はいどうもごくろうさまでしたってタンスにしまわれてしまうようなゲームより、ああ久しぶりにまたあれやりたくなったなっつってゲーム機を立ち上げる理由になるような、そんなゲームを作りたいんだな俺はっていうことがだんだん見えてきました。でもそれはおそらくジャンルは問わないはず。もちろんパズルゲームだったりテーブルゲームだったりが近いとは思うんですが、RPGだろうがADVだろうが中毒性を持たせることは可能だと思うんです。カジュアルさの度合いが違うだけというか。たぶんなんとなくですけど「遊ぶたびになんらかの変化がある。それがなんらかの刺激に繋がる」っていうのが面白いゲームの普遍的な要素なんだろうと思うし(それがすべてではないとおもうけど)、俺はなんというかそういうゲームがやりたいので、そこを軸にして「毎日たのしいおもちゃ」を作れればな。っておもいます。それがなんなのかぜんぜん具体的ではないんですけどね。
「なんかまだはっきりわかってないですけど、確固たる理由があって行動してる人なんてほんと一握りだとおもうんですよ。ほとんどの人が自分の周りをちょっと見渡して、ああなんかあっちにうまそうなエサがあるっつってなんとなくそっちの方に向かう。んで、なぜそっちに向かったのか?って聞かれると、やれこの先きっと自分にいい経験になるだとか、やれほんとうはあっちに向かうつもりはなかったんだけどみんなのためを思ってこうしただとか、ただ表面だけかっこいいと思われたいとおもってる薄っぺら人間は、アトづけでそれはもういろんな理由をつけて自分の行動を正当化しようとするんですね。みっともない。かっこいいと思われたいなら絶対的にかっこいい人間にならないと無意味ですからね。ほんと表面だけとりつくろってもしかたない。アトづけはここぞというときの手段にしなさい。面前で仕上げなさい。

もちろんエサを喰うことは生きるための絶対条件ですからそれを否定するつもりはないけれど、目先の小さなエサに毎回食いついているようなら、本当に大切でおいしいエサをとり逃しますよ。それに釣り針がついてたらどうすんすか。魚でも何回か経験すれば二度と同じルアーには食いつきませんよ。魚以下ですか。人は脳という最強の武器をもっているじゃないですか。それをしっかり使って行動しましょうよ。自分の動きの軌跡を事前にイメージして、どう動けばなにがどうなるかをしっかり考えてから動きましょうよ。不変な価値を持った理由に則って行動するならおのずと答えはついてきますから。外野の声で自分の行動を定義してちゃいつまでたっても負け組っすから」



はっ、はいぃぃぃ〜っ!!!(さまぁ〜ず大竹風に)
これ、けっさくだったので、動画どぞ。

ブルース・ウィリスのそっくりさん

どくろ団
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こんなもの作ったので、もしよかったら買ってやってください。



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