hrcn mxr

家に帰ってもう一度４５話、４６話を見ました。何度見ても最後が耐え切れません。冗談抜きでめっちゃ泣きました。加賀美くんのジャイアントスイングも地獄の兄弟の鎖引きちぎり＆逆ダブルライダージャンプも樹花ちゃんの「ありがと」も見ものでしたが、最後でもうダメ。この作品において剣くんが真の仮面ライダーでありました。

ここだけ見ても伝わらないと思いますが、自分のためにリンクはっとこう。何回も見よう。


４５話　クリスマス激震
その１
その２
その３

４６話　さらば！剣！
その１
その２
その３

僕はこういうものでできているのです。

小林カツ代さんの息子・「ケンタロウ」氏の名前を見るに、つい「ケンタウロ」と脳内変換しています。１ー！２ー！３ー！メリークリスマス！みなさんはいかがおすごし？僕のクリスマスは八重洲のポケモンセンターでおこちゃまたちと仲良くチケットをアレしたり、ヤーシブ→カブキちょうとハシゴしたあとブクロで久しぶりに一局打ったら目の前で九蓮宝燈が飛び出したり、Theギンでサレたもつ鍋をアレしたり、エアコンから時折漏れるマイナス異音で(漆黒の訪問者「ＧＫＢＲ」の予告音的なアレ)Ｍ−１にちっとも集中できなかったりとそんな感じでしたが、最大の出来事はもちろんそう！カブトのぼっちゃまのアレです！クリスマス！？そんなもの俺には関係ない！いやむしろクリスマスだからこそ！俺は最高の聖夜を迎えることにおいても頂点に立つ男だ！

どれほどよかったかというと、もうあと半年もすれば三十路に届く妙齢の男前が、ブラウン管（！）の前で人目もはばからず号泣してしまうほどよかったとです！泣ければいい作品かというとそういうわけではないんですけど、とにもかくにもまさか仮面ライダーで泣いてしまうとは思ってもみなかったため、その展開と演出のよさに自然と涙がこぼれまして、それはよい作品であるのだなわけであります。

仮面ライダーカブトを見ていない方は数多いと思うので簡単に説明しますと、今から7年前の1999年10月19日に渋谷に小規模の隕石が落下し、その隕石に乗ってやってきた人間に擬態する能力を持った宇宙生命体「ワーム」が人間社会で繁殖してしまったのでさあたいへん。そのワームたちを駆逐せんと「ZECT」という組織が作り上げた武装システム「マスクドライダーシステム」を用いて仮面ライダーに変身する若者たちが繰り広げる熱き血潮と料理の物語であるが、まぁwikiを読んでください。

で、この若者のひとりである「神に代わって剣をふるう男・神代剣」というおぼっちゃまのエピソードに区切りがつく回が昨日のお話であったわけです。この神代剣っていうキャラクターがわりとお笑いキャラに走りがちで、終始フザケた役回りが多かったのですが、それがラストにしてこういうオチのつけ方。最後にビシィッ！っとキメてくれて、このラストがもうごうなきモノだったわけです。相当に長い前フリ。泣かせるまでのタメが長すぎる。マイク・バイソンかよ！

しかし泣くためには前述したとおりかなり長いタメ、というか神代剣という男に関する前情報と思い入れを本編から吸収してからでないと泣けないため、ほとんどの方にはいまさらジローチェインジキカイダーな感じなのですが、そのために本編を見ても差し引きプラスになるくらい泣けたので、ぜひ最初から見てほしい。DVDをそろえてほしい。ようつべでいいから見てほしい。そして俺とカブトの話で始発まで付き合ってほしい。せっかちな人はこの辺みてほしい。

http://www.youtube.com/...
http://www.youtube.com/...
http://www.toei.co.jp...

僕はいわゆる平成版仮面ライダーをみるのはこのカブトが初めてで、それ以前の仮面ライダーにはあまり食指が動かなかったのですが、方々から聞く高評価通り、大人のあなたでも見て損はない近年稀に見る良作でした。基本的に物語の辻褄あわせは二の次で、とにかくかっこいい(かつオバカでオモロな)演出優先！吐き気がするほどアクの強い脇役、そしてそんな周りにとって喰われてしまわない眩暈がするよな主人公。そしてシビレルようなセリフと行動の数々。ギラギラしたキャラクターが多数登場するのがこのライダーの特徴なので、北斗の拳やキン肉マンが大好きなあなた。ガンダムならＧガンダム、ジョジョなら第４、５部でアツくなったあなたにぜひオススメしたいライダーであります。仮面ライダー５５５もそういう意味において似たテンションの作品らしいので今度見てみようと思います。ほんとうにすみません。