銀座の鯉の物語

ごぶさた。

http://sorahiko.exblog.jp/8518403/

ムギソラヒコくんの漫画ランキングに触発されて、キムチ的漫画ランキングベスト30を出してみようかと。吟味した結果、ノミネート作品数が80を超えたのと、これは!と思う作品が30作品で固まるので、さらに10プラスして30位までってことで。こっそり番外編も入ってます。


この辺り見て探したりしました。
日本の漫画作品一覧 - Wikipedia

漫画 データベース





1位:ジョジョの奇妙な冒険(1〜7部)
 何をおいても真っ先に名前が挙がり、そのことに誰も異論を挟む余地がない、我が人生に多大な影響を与えてくれた傑作。コレを1位に据えたもんかと散々悩んだが、やっぱりこの漫画より他の漫画が上を行くか?って聞かれたら、そうじゃない、と答えざるを得ない。すげぇよこの漫画。7部を迎えた今も、神がかった進化をさらに遂げているのでマジで震えるぞハート。特に2部と4部が好き。


2位:狂四郎2030
 大好きな徳弘先生作品の中でも、群を抜いて泣ける作品。シリアスあり笑いありお色気あり涙ありの何拍子も揃った純愛作品。主人公・狂四郎の揺らぎはあっても一途なその想いに胸が詰まりそうになる。ああ思い出しただけで泣きそう。八木少将編がバツグンに面白い。無人島にもって行きたい一作。


3位:仮面ライダーSPIRITS
 ヒーロー魂ここに極まれり。男としてのあるべき姿が、花の慶次とは別の形で描かれている、心のバイブル。ヒーローって、本当のヒーローってこういうことだぜ!!村枝先生が書いている「仮面ライダーを作った男たち」も、合わせて読んで欲しい。泣けるでぇ!


4位:花の慶次
 男は歌舞いてナンボ。本当の「男」のかっこよさがここにある。漫画のキャラクターなのに男として素直に「負けた」と思える上に、でもなんだかキムチの心は清々しかった・・・なりたいと思ってそうそうなれる男ではないけど、目指すべき男として間違いなく自分の軸線上に据えるべき男。それが慶次。情操教育の一環として、息子が生まれたら真っ先に読ませたい。


5位:ドラゴンクエスト ダイの大冒険
 ジャンプ漫画の中で、最終回がキレイに終わった数少ない名作。奇跡のバランス感覚とキャラクター性。これだけ典型的な主人公なのに、アレだけ個性豊かなキャラに埋没していないのが驚愕する。それでいて全員かっこいい。成長を描く、ということはこういうことなんだという模範的な良作。少年漫画描く人は、ほんとコレ参考にしとけ。


6位:拳児
 バーチャファイターが作られるきっかけにもなった作品としても有名。リアル系格闘技漫画の中でも、少年の冒険と成長、出会いと別れがしっかりと描かれていて、感動が深い。さらに拳法描写も丁寧で、これ読んで馬歩やらない男の子はいない。


7位:北斗の拳
 名作過ぎてここに挙げるか迷いに迷ったが、さすがにこの漫画抜きにランキングは語れないと思い選出。通学時の電車の中で、トキとラオウの兄弟ゲンカシーンを読んで人目も憚らず号泣したのは、いい思い出。


8位:三国志(横山光輝)
 光栄の三国志とともに、三国志オタの基礎を作り上げてくれた、思い出深い作品。かなり読み返した。戦功を上げたのにもかかわらず、野営の外で歩兵同様の粗雑な扱いを受けて怒りにわななく張飛の叫びが忘れられない。


9位:わたしは真悟
 仕事場の人から教えてもらって読んだ、初めての楳図作品。漫画で脳天を貫くような衝撃というものを初めて味わった。


10位:蒼天航路
 三国志好きなら読んでおくべき傑作。最初から最後まで勢いが衰えず、数々の名シーン・名セリフを残した。この作品も全員かっこいい。曹仁ですらかっこいい。個人的には劉備の描き方がその他どの作品よりも腑に落ちてかっこいいキャラだった。仕事が行き詰ると、これ読んでモチベーションを立て直す。


11位:柔道部物語
 無駄な部分がほとんどない、それこそ三五十五の肉体のような美しさを誇る、格闘技漫画の傑作。シリアスとコミカルのバランスが抜群。格闘技漫画を読むと、つい真似したくなってしまう性分をどうにかしたい。


12位:ぶっせん
 一話読みきりの短編ストーリーで描かれるギャグ漫画と思いきや、ちゃんと一本ストーリーが敷かれていて、そこここに散らばる伏線が最終的にぎゅっと収束して心地よく昇華してくれた、読み応えのある名作。抜群の構成力とテンポ感で魅せる意外な作品。


13位:自虐の詩
 平べったく描かれた上巻から、下巻に入るとじわじわと上がる回転数と立体感。最後には涙なくして読めない名作。熊本さん!!


14位:ウイングマン
 作品としてはそれほど面白いわけではないのだけど、初めて「ヒーロー」というものを心に植えつけてくれた、大事な大事な作品。年上の女性が好みになったのは、間違いなくアオイさんのせい。


15位:寄生獣
 家族を愛おしく思える、文句なしに面白い作品。泣いた泣いた。アメコミを読んだ後だと構成が「なるほどスパイダーマンだったのか」と気づく。


16位:MASTERキートン
 シリアス浦沢を初めて知った作品。一見普通の人が、猛烈に強いというキャラクターにとことん弱い。今は絶版で手に入らないとか。それを知る直前に、仕事場の人が処分するからってんで、譲ってもらえたので超絶ラッキー。細かいところまで忘れてしまったので、また読み返すか。


17位:はだしのゲン
 「戦争」を意識するようになったきっかけになる一作。辛い環境にあっても、明るく、たくましくそれに向かい合うことの大事さとすばらしさを学んだ。朝鮮人の朴さんが友好的に描かれていて(あとでクソ成金になってカムバックしてくるけど)、立場的にも好感度の高かった作品。オ ナイスデザイン。


18位:デメキング
 こちらも脳天に衝撃の走った作品。毛穴が開いた。しかしいい意味でも悪い意味でも、いましろ先生らしいなあと。


19位:珍入社員金太郎
 後にも先にも、コンビニの立ち読みで声出して爆笑したのはこの作品ひとつじゃないか。連載4回で打ち切りってどういうことだよ。早く単行本だせ。


20位:ナニワ金融道
 金の恐さを教えてくれた教科書。こういうの本当に学校で読ませたほうがいいよ。いいのか?ダメか?喫茶ヌレヌレとか書いてあるからダメだろうか。十重二十重に張り巡らされた作戦と、裏の裏の裏をかきあうどんでん返しが面白い。


21位:漂流教室
 楳図作品の中で「わたしは真悟」とどちらにしようか悩んだ作品。あまりの絶望感に圧倒されて、なんだかわけがわからなくなって泣いてしまったのはこの作品だけだろう。


22位:エリア88
 ドッグファイトのかっこよさはガチ!主人公シンの想いの強さとブレなさが格好良すぎて失神しそう。アレがアレなので惜しい作品。


23位:釣れんボーイ
 初めて読んだいましろ作品がこれ。釣り好きじゃないといまいちピンとこないかもしれないけど、釣り好きなら間違いなく読み心地のいい作品。もちろん釣りにでかけたくなるし、ちょいと近所のラーメン屋で昼飯でも済ませたくなるし、この本を枕に昼寝してもいい。


24位:孤独のグルメ
 「飯」をここまでシンプルに、かつ美味そうに描いた作品はそうそうない。豊かな気持ちになれる作品。男には男の食い方があるし、飯は死ぬまで食い続けるものだから、多少のこだわりを持って食っていきたい。万世のかつサンドに出会えたのは、この作品のおかげです。


25位:覚悟のススメ
 こちらも主人公・覚悟の芯の通った心意気に、ジャイアントしびれる。山口先生はシグルイです。多少右寄りな表現が多いので、ちょっぴり複雑な気持ちにはなる。


26位:大長編ドラえもんシリーズ
 ドラえもんの本編はしっかりと読んだことがないけど、大長編でも相当に面白い。焦ると上手く道具を出せない、というドラちゃんの設定のおかげで、毎度スリリングで歯がゆい気持ちになって読むことができます。バギーちゃん!


27位:きょうの猫村さん
 悔しいくらいに巧い作品。終始にやにや、何度か爆笑できる、ほのぼのとした作品。早く続きが読みたいです。


28位:PLUTO
 こういう「名作の独自解釈をした同人的作品」が個人的に好み過ぎます。ゲジヒト渋過ぎ!


29位:アストロ球団
 バカばっかり。最高です。


30位:打姫オバカミーコ
 あまり麻雀が強かったり上手かったりするほうじゃないので、レベル的に身の丈に合う、ものすごく参考になる作品。ギャグのテンポも心地よく、麻雀の説明もわかりやすくて楽しいが、そのドラマ性も無視できない面白さなのです。




番外編:WATCHMEN
 こちらはアメコミなのでランキングからは除外したけど、大好きなコミックスとして挙げるなら、文句なしに1,2を争う傑作。翻訳版はもう絶版なので、オークションとかじゃないと手に入らないけど、3万積んでも惜しくないくらいスゴイ作品。面白いとか面白くないとか超越して、これは一回読んでおいた方がいい。そういえば映画化の話があったので、そろそろ映画で見れる?映画で見てもコミックスの面白さは絶対にあらわせないと思うけど!





以上です。えらい時間掛かった。
hrcnmxr とか銘打っといて、キン肉マンがノミネートされていないのは、そこはほれ、仕様です。もちろん大好きなんだけど、あまりにポピュラーな名作過ぎて、あえて選出せずとも・・・的なアレです。

書いてみて思ったけど、好みの傾向として

・筋が通っている。
・成長譚である。

この2点が強く素晴らしい作品が心に残るんだなあ、と思った。

実家に置いてある漫画とか、漫画データベースで探しきれなかった忘れられた名作があるかもしれない。でもパッと思い浮かばない作品は、まあそういう作品だったということで。

ランクインしなかった他の作品、そしてこれは読んどかないと!な作品は、また別エントリであげときます。ありがとうございます。
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